【フィガロジャポン35周年企画】 食卓をパリ風に! 朝から夜まで、4つのシーンをフレンチシックに彩るアイデア。

Gourmet 2025.12.17

ARTDEVIVRE.png

アールドゥヴィーヴルへの招待 vol.7
2025年、創刊35周年を迎えたフィガロジャポン。モード、カルチャー、ライフスタイルを軸に、豊かに自由に人生を謳歌するパリジェンヌたちの知恵と工夫を伝え続けてきました。その結晶ともいえるフランスの美学を、さまざまな視点からお届けします。

パリジャンたちの素顔の食卓を日本で再現するなら? 朝食、おやつ、アペロディナトワール、夕食と4つのシーンを紹介。フレンチのエスプリ感じるお取り寄せ商品のほか、お役立ち調理器具もチェック。


日常に、フレンチシックな食卓を。

フランス人の平日の朝食平均時間は約15分。職場でのランチにはお弁当派が増え、夕食は帰宅後にさっと手早く作れるメニューもしくは外食も多い、というのが多忙なパリジャンの食生活だが、週末やヴァカンスになると食への向き合い方はぐっと変わる。朝食なら、いつもより時間をかけて卵料理やフルーツ、時にはパウンドケーキやキッシュも用意して朝昼兼用のブランチを楽しむ。また、日曜日のランチタイムは実家に出向いて両親と過ごす人が少なくない。そんなわけで日曜ともなると、ファミリーランチの定番プレ・ロティ(ローストチキン)を求める人で朝のマルシェに行列ができ、ブーランジュリーではパティスリーが飛ぶように売れていく。

一方、自宅にゲストを迎えてアペリティフ&ディナーの大人時間を楽しむのは、金曜や土曜の夜。リビングのローテーブルを囲んでアペリティフをつまみながらゲストが揃うのを待ち、ディナーではセッティングしたテーブルに着席。気のおけない友人たちを迎える場合でも、着席ディナーならテーブルセッティングをしておくもの。ディナープレートにデザート皿を載せ、水用とワイングラス、ナイフ、フォーク、デザートスプーンのカトラリー類、ナプキンを添えるだけで気分が上がる。食器はすべて同じブランドで統一する伝統派もいるけれど、色味や形、柄に統一性がある単品どうしをコーディネートするのもいいアイデア。テーブル全体にひとつの世界観を貫くことがポイントになる。

メインのオーブン料理や煮込み料理は、テーブルの中央に置いてホストがそれぞれにサーブするのが決まり。ちなみに市場調査会社イプソスのリサーチによると、フランス人が胸を張る伝統料理の第1位はブフ・ブルギニョン、続いてカスレ、仔牛のブランケットだそう。これからの季節、ディナーに活躍しそうな煮込み料理ばかりだ。

Petit Déjeuner

251208-paris-tabledecoration-01.jpg

慌ただしい朝。コーヒーだけ飲んで家を飛び出し、クロワッサンを会社でかじる人も多いけれど、自宅で朝食をとるなら王道はタルティーヌ。夕食の残りのバゲットをトーストし、バターとコンフィチュールをたっぷり。>>>See more


Goûter

251208-paris-tabledecoration-02.jpg

学校が終わる16時30分はおやつの時間。大人も小腹が空くこの時間帯には、ケーキやタルトなどの焼き菓子が人気。「子ども時代を思わせるもの」を意味する「プルーストのマドレーヌ」という言葉どおり、永遠のアイテムはマドレーヌ。>>>See more


Apéro Dînatoire

251208-paris-tabledecoration-03.jpg

アペロディナトワールは、アペロとディネ(夕食)を合わせた言葉。きちんとテーブルセッテングした着席ディナーとは違い、フィンガーフードをつまみながらワインと一緒にタパス感覚で気軽に楽しむソワレの新しいスタイル。>>>See more


Dîner

251208-paris-tabledecoration-04.jpg

友人を招いての着席ディナーなら、前菜、メイン、チーズにデザートが定番。キッチンに籠ることのないよう、前菜はあらかじめ準備するのが基本。メインは事前に用意して温めるだけのオーブン&煮込み料理にし、ゲストとの会話を愉しむ。>>>See more

*「フィガロジャポン」2025年12月号より抜粋

photography: Norio Kidera styling: Yumi Nakata  text: Masae Takata (Paris Office) collaboration: Utuwa

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest
当たっちゃってごめんなさい占い
35th特設サイト
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
Business with Attitude
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories

Magazine

FIGARO Japon

About Us

  • Twitter
  • instagram
  • facebook
  • LINE
  • Youtube
  • Pinterest
  • madameFIGARO
  • Newsweek
  • Pen
  • CONTENT STUDIO
  • 書籍
  • 大人の名古屋
  • CE MEDIA HOUSE

掲載商品の価格は、標準税率10%もしくは軽減税率8%の消費税を含んだ総額です。

COPYRIGHT SOCIETE DU FIGARO COPYRIGHT CE Media House Inc., Ltd. NO REPRODUCTION OR REPUBLICATION WITHOUT WRITTEN PERMISSION.