いま、台北でしたい12のこと。【05】 身体の不調や悩みを解消しに、台北の漢方薬局へ。

Travel 2019.11.24

体調不良や女性ならではの悩みは、漢方医にかかるのが台北っ子の常識! 台湾好きリピーターなら、彼女たちに倣って一度は漢方医を訪れてみよう。

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生薬が並ぶカウンター。

医療の助けを受けたい患者の約半数が漢方医にかかるほど、漢方が親しまれている台湾。同じ漢方薬でも処方次第で大きく効果が異なり、その秘伝の処方の仕方に漢方医の腕が出る。台湾でも珍しい診療所を併設するこの漢方薬局は、創業約40年のベテラン。診察を受けなくても漢方薬を購入できるため、海外からも多くの患者が訪れる。

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薬局ではカウンセリングに基づき、定番の漢方薬の販売を行う。

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本人建築家によってリニューアルした内装。

江院長は漢方医協会の代表を務める漢方の権威とあって、生薬の質もお墨付きだ。「蒸し暑い台湾では、ほてった身体を冷ます清熱解毒が高い漢方が特徴です。季節の移り変わりに合わせて身体をケアする大切さを説いた、天人合一という概念のもと、特に女性は体調に合わせて身体を温めたり冷やしたり、適切な漢方薬を取り入れてほしい」と、江院長は話す。

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節の漢方茶を提供してくれる。

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特殊な技術で真珠を細かい粉末にした「真珠粉」80g 9,000元は、頭痛や疲労回復にも効果がある。20年以上支持される看板商品。

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生理や出産後には、漢方スープで栄養を補って。魚スープ「火敦魚補帖」1,000元

身体の声に耳を傾けることを最も重視する台湾には、女性は生理期が終わると漢方スープを飲み、産後には漢方食で身体を立て直す習慣が根付いている。「閉経とともにカルシウムを吸収できなくなり、骨折しやすくなったり骨粗鬆症になることもあるため、身体が必要とする栄養を普段から補うことで大病が防げることもありますよ」。女性の人生のライフステージに寄り添った、そんなアドバイスも役立つ。

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江錦輝(チャンキンキ)
漢方専門医、院長

 

1982年、意一堂を開業。漢方医協会代表も務め、講演も多く行う。

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意一堂國醫藥行(イーイータングォイーヤオハン)
意一堂中醫診所(イーイータンヂェンスォ)

Essentia Traditional Oriental
Medicine Clinic & Pharmacy

 

台北市羅斯福路五段295號
tel:02-2932-9777
Ⓜ萬隆
営)9時~21時(月~金) 9時~18時(土、日、祝)
無休
カード:Ⓜ、Ⓥ
※真珠粉と入浴剤の購入のみ
※診療所は完全予約制
www.tw-essentia.com

●1台湾元*=約3.5円(2019年11月現在)*以下、略称「元」で表記。
●日本から電話をかける場合、台湾の番号886の後、市外局番の0を取ってダイヤル。台湾内では掲載表記どおりにダイヤルしてください。
●データ欄のⓂはメトロを表します。
●クレジットカードは略記。A=AMEX、D=DINERS、J=JCB、M=MASTER、V=VISA
●掲載店の営業時間、定休日、商品や料理の価格などは、取材時から変更になる可能性もあります。特に台湾の祝日、年末年始、2月の旧正月には、営業時間、定休日が変更になる可能性があります。ご了承ください。

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※『フィガロジャポン』2019年8月号より抜粋

photos : JIMMY YANG, réalisation : YAEKO KONDO

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