
シンガポール応援隊 その4
クラシックなシンガポールの5ツ星ホテル、グッドウッド・パーク・ホテル。
こんにちは、編集KIMです。
立地よし、雰囲気あり、ホスピタリティも十全。シンガポールの滞在中、暑さのなかの取材で疲れたカラダをほっと癒してくれたのが、グッドウッド・パーク・ホテルでした。
コージーなスタンダードタイプのツインルーム。華美でなく、シンプル&クラシックな設えでとても使いやすいです。浴室はダブルシャワーでした。
ここはまさに街の中心にありながら、緑が豊かでアプローチも広くとった設計なので落ち着いた時間が過ごせます。便のよさから、コンベンションやイベントが催されていることも。グランドタワーと呼ばれる部分はシンガポールの文化財に指定されるほどの趣です。かつてはドイツ人コミュニティのクラブとして使っていた建物だとか。
外観はメルヘンティックな水色です。
経済的にものすごい速度で発展しているシンガポールには、高層ビルが乱立していて、そういったビルの上階に位置するホテルが多いのですが、ここは低層なのに敷地が広く、空が眺められる贅沢な場所。中庭にあるプールサイドでは、朝からのんびり読書をするヨーロピアンの姿が見られます。
ここ以外にももうひとつ屋外プールがあります。カフェや高級中国料理店のテラス席がこのプールに面しています。
廊下を歩いていると、昔のシンガポールを映したモノクロ写真が飾られていて、その写真がいきいきとライブ感があって素敵なのです。このホテルが、古きよきシンガポールへの憧憬を抱きながら丁寧なホスピタリティをもって営まれていることを証明するかのよう。
これで1冊の写真集にしてほしい、と思いました。優しい目線のモノクロ写真です。
グッドウッド・パーク・ホテルには、有名なレストランも入っていて、その中のひとつ中国料理店ミンジャンは、4月号の本誌でも紹介しました。誌面に掲載できなかったデザートがコレです!
ドリアンをかたどったうつわに入った「Dorian Santan」13Sドル。ココナツミルクとドリアンの果実のミクスチャーです! この店でいちばんおしのデザート。でも……いつまでも口の中がドリアンの匂いになってしまいます。
エントランス横のバーでは、シンガポールスリングに対抗した、こちらオリジナルの「スリング」もありました。
東京にいても思うのですが、クラシックホテルの佇まいと、モダンな大資本のホテルでは、心持ちにも影響が現れます。今回の取材旅行のように、シンガポールに昔から伝わるソウルフードを取材、なんて時には、こういう昔ながらの流儀が残っているところに滞在してよかった。そのおかげで、取材の方向性とシンクロできた気がします。シンガポールがより好きになれた理由のひとつです。
22 Scotts Road 228221
tel:65・6737・7411
MRT : NEWTON
全233室
※1シンガポール(S)ドル=約81円(2019年2月現在)
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