李家幽竹先生監修、2021年の開運ギフト。#18 いまワインを贈るなら、運気を浄化する白ワイン!

Gourmet 2020.11.30

お酒が好きな人への贈り物の定番といえばワイン。重厚な赤やホリデーシーズンにぴったりのスパークリングもいいけれど、風水師の李家幽竹先生がいまおすすめするのは白ワイン。贈る相手を想いながら、とっておきの一本をセレクトしたい。

エチケットや造り手のストーリーなど、付加価値の高い一本を。

お酒の中で2021年にラッキーなのは、白ワイン。ワインの中でも「浄化」の気が強く、身体に溜まった金毒をクリアにしてくれます。運気を循環させるパワーもあるため、新たな「金」の気を生み出し、豊かさや充実感をもたらしてくれる力も。甘口、辛口など、味は贈りたい相手のお好み次第ですが、包みを開けた瞬間にワクワクできそうな、ハイセンスなエチケットにこだわってみるのもおもしろそう。有名な造り手のワインはかなり高額になってしまうので、隣の産地を選ぶなど、付加価値のアイデアを考えてみて。

李家幽竹

Gérard Bertrand|陶器のボトルに詰めた、ロマンティックな白。

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渋谷のイタリアンレストラン「エノテカ ミヤヂ」が、「レストランでのやりとりのように、お客様の声を聞きながらワインを選べる仕組みを」と、オンラインでソムリエがワインを選んでくれるウェブサイトをスタート。その「エノテカ ミヤヂ」のオーナーソムリエ、宮地英典氏が推薦してくれたのは何と、美しい陶器のボトルに入った白ワイン! 陶器は土壌の大切さを物語り、ジャン・コクトーが描くローマ時代の杯はワインの長い歴史を感じさせる。南仏の生産者がビオディナミの手法で造るこのワインのブドウ品種はクレレット。主役になることは少ない、このラングドック地方の伝統的な品種への敬意を込めて、クレレット100%で造られている。
ジェラ-ル・ベルトラン/クレレット・デュ・ラングドック・アディサン 2018¥4,290/ピーロート(エノテカ ミヤヂ)

エノテカ ミヤヂ Enoteca Miyaji
https://winecom.thebase.in

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Il Borro|フェラガモの白は、ミネラルを感じるエレガントな味わい。

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イタリア・トスカーナ地方に位置する、サルヴァトーレ フェラガモのワイナリー、イル・ボッロ。ブランド創業者の孫にあたるオーナーのサルヴァトーレ・フェラガモ氏が、代々続くクラフトマンシップをワインに注ぎ、自社畑のブドウのみを使ったワイン造りを手がけている。赤ワインで知られるイル・ボッロで造られる唯一の白ワインが「ラメッレ」。こちらを推薦してくれたのは、イタリアワインや生ハム、自家製の惣菜が揃う「ロッソルビーノ」のオーナーであり、サルヴァトーレ氏と親交もある坂田真一郎氏。もとは湖だった土地に植えられたシャルドネで造られた「ラメッレ」は、貝が描かれたエチケットが示すとおりミネラル感が豊富で、魚介のマリネや野菜料理とも相性抜群。
イル・ボッロ/ラメッレ 2019¥5,500 /エノテカ(ロッソルビーノ)

ロッソルビーノ Rosso Rubino
東京都文京区水道2-13-6
tel:03-6304-1529
営)11時〜22時30分
休)水、第2火
http://rossorubino.jp

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Pattes Loup|名産地シャブリが生んだ、秀逸の自然派白ワイン。

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誰もが知る白ワインの有名産地といえば、フランス・ブルゴーニュのシャブリ。でもその名声の高さゆえか、意欲的な自然派ワインの生産者がほぼ存在しなかったのも事実。この「パット・ルー/シャブリ」は、そんな状況に一石を投じた一本。2006年、弱冠24歳だったトマ・ピコ氏が、これまでの製法や土壌管理に疑問を持ち、次世代の子どもたちや自然環境のために、ナチュラルなワイン造りへのドラスティックな転換を試みた。「パット・ルー」とは畑の通称「狼の足」から命名。シャブリのイメージを損なうことなく、自然派ワインならではの優しい味わいを実現。自然派ワインの豊富な品揃えにファンの多い「銀座カーヴ・フジキ」スタッフが「今年飲んだワインで3本の指に入る」と言う、お墨付きの味。ワイン通にこそ贈りたいワインだ。
パット・ルー/シャブリ2017¥6,600/野村ユニソン(銀座カーヴ・フジキ)

銀座カーヴ・フジキ Ginza Cave Fujiki
東京都中央区銀座4-7-12 三越新館1F
tel:03-6228-6111
営)11時〜20時(月〜金) 12時〜18時30分(土、日、祝)
不定休
www.ginzafujiki-wine.com

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Jermann|愛らしいエチケットに夢が詰まった、イタリアのシャルドネ。

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どこかポエティックな可愛いエチケットは、クリスタルをモチーフに現オーナー自身が描いたもの。「ワー・ドリームス」の名前の由来は「where dreams can happen〜夢はどこから生まれるのか」という造り手のメッセージから。イタリア北東部、スロヴェニアとオーストリアの国境に接するフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州は、もともと白ワインの名産地。ここで歴史あるイエルマンの4代目当主が、フランス・ブルゴーニュの最高峰の白「モンラッシェ」を手本としてシャルドネ主体のワイン造りに挑み、世界的な評価を受けたのがこちら。U2のアルバム『The Joshua Tree』の中の「約束の地」にインスパイアされたという逸話も。名前のとおり“夢のような”ひとときを楽しんで。
イエルマン/ワー・ドリームス2018¥9,900 /エノテカ

エノテカ Enoteca
www.enoteca.co.jp

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Pācina|トスカーナの循環型農業が育む、優しく軽やかな白。

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イタリア・トスカーナのキャンティ地区にて、もとは修道院だった広大な土地でワインを含む循環型農業を実践する、パーチナのステーファノ&ジョヴァンナ夫妻。連載「自然派ワインの造り手を訪ねて。」でも紹介したパーチナでは、1000年以上前と変わらない方法で、ブドウやオリーブ、小麦、豆類などを栽培している。メインで造っているのは赤だが、白ワイン「チェッレティーナ」も秀逸。もとはヴィン・サント(デザートワイン)用のブドウが余って自家用ワインにしていたのが始まりだとか。2018年ヴィンテージが12月にリリース予定というから、気になる人はぜひチェックして!
パーチナ/チェッレティーナ2018¥4,400/ヴィナイオータ

ヴィナイオータ Vinaiota
http://vinaiota.com
李家幽竹  Yuchiku Rinoie
韓国・朝鮮王朝の王族、全州李氏19代目風水師。「風水とは環境を整えて運を呼ぶ環境学」という考え方のもと、衣・食・住、行動全般にわたるさまざまな分野でアドバイスを行い、その女性らしい独自のセンスで展開する風水論をもとに、開運のスペシャリストとして多くの女性たちが支持。毎年15冊以上のベストセラー書籍を出版するなど著書も多数。出版書籍は200冊を超える。https://yuchiku.com

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photos : JOHN CHAN, texte : HARUKO MURAKAMI (YUCHIKU RINOIE), CHIEKO ASAZUMA

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