プラントベースの料理にワインを合わせるなら?京都「タルジス」のペアリングに注目!【フィガロ京都レストラン】
Gourmet 2025.08.18
アテがアタリだと、ワインはもっとおいしくなる。独自の趣向が冴えるペアリングの妙に、目も舌もワクワク!
プラントベース × ワイン
Tardes
タルジス
ワインのアテの鉄板、パテカンをアレンジした「ゴボウのパテドカンパーニュ」¥900。赤ワインで煮込んだゴボウをベースに香味野菜やスパイスを利かせている。フランス・ラングドック地方のムールヴェートルの赤「ドメーヌ・リビエラ/オン・プランド・ル・タン 2019」¥6,500と。
ポルトガル語で"午後"を意味する店名のムードにぴったりな、のんびりとした時間が流れる空間でいただけるのは、カシューナッツミルクを使ったべシャメルソースで作るグラタンや水切りした豆乳ヨーグルトとココナッツオイルを混ぜたクリームチーズを挟んだピアディーナなど、すべてが植物由来の料理。「とはいえ、ことさらヴィーガンと謳うことはしたくないんです。できれば気付かずに帰ってほしいくらい」と笑うのは店主の木山武則。ワインは自然派メインで、オーダーの8割を占めるという白が多めになっている。ひと口食べれば従来のストイックなイメージが覆される、健やかな充足感やワインとの相性の良さをぜひ満喫して。
豆乳クリームチーズ、セミドライトマト、ルッコラ、大葉をトルティーヤ風の薄焼きパンに挟んだ「ピアディーナ」¥900。相方はフランス・ロワール地方のシュナン・ブランを使った香り豊かな白「レ・グランド・ヴィーニュ/ピノー・ド・ロワール 2022」¥5,900。ワインはグラス¥1,000~¥1,200、ボトル¥5,700~
セカンドハウスとして建てられた一軒家を居抜きで借り、1階部分を店舗に。カウンターの奥に飾られているレコードは、店名のもとになった名盤『カリオカの午後』。
椅子やテーブル、照明器具はヴィンテージショップで少しずつ買い集めたもの。あえて揃えていないバラバラな感じが、いい味を醸し出している。
タルジス
京都府京都市左京区吉田本町2-2
080-4703-1667
営)15:00~21:30L.O.
休)火 ※ほか不定休あり
要予約
Instagram @tardes_kyoto
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*「フィガロジャポン」2025年2月号より抜粋
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photography: Yoshiki Okamoto editing: Mami Aiko