メニューはたったひとつ。だから、席について飲み物を注文したら、料理はすべておまかせ。素材を見る目に定評のあるシェフが提供する、繊細なコース料理をどうぞ。
オープンキッチンで天井も高く、白が基調の広々とした店内。店の雰囲気に合ったシックな客が昼夜訪れる。
凱旋門とシャンゼリゼからほど近い16区の閑静な通りに、昨年7月オープン。オーナーシェフは、有名レストランのみならず鮮魚店、精肉店でも修業し、素材を見る目を磨いてきた手島竜司さんだ。特に肉には強いこだわりを持ち、修業時代もともにしたビジネスパートナーは、いまは精肉店主となり、彼の元から厳選の素材を仕入れている。中でも「1度に、品種の違う牛肉を食べ比べてほしい」と、備長炭で焼いた数種の盛り合わせをコースのメインとして出しており、評判だ。
前菜のリムーザン産仔牛のタルタル。ふんだんにカラスミを散らしてある。カルダモンやコリアンダーの葉も味付けの要素のひとつ。
アミューズブッシュ3品。左から、薄くのばしカリッと焼いた炭入りパン生地のフォアグラムース詰め、マスタードマヨネーズのソースをかけたビュロ貝のフライ、カボチャのヴルーテ・アニス風味。夜はアミューズ4品、前菜・魚・肉各2品、デザート3~4品で80ユーロ。昼は6皿65ユーロと、4皿40ユーロの2つのコースがある。
肉料理の1皿目、ランド産地鶏のロースト。揚げたポロネギ、セヴェンヌ産タマネギのピュレとコンポートを付け合わせに。ワインはブルゴーニュを中心150種を揃える。
関連記事:
Pages パージュ <16区>
4, rue Auguste Vacquerie 75016
01・47・20・74・94
KLEBER、CHARLES DE GAULLE ETOILE
12時~13時30分、19時30分~21時15分 休)日、月
AMEX、MASTER、VISA 予約したほうがいい
photos : TAISUKE YOSHIDA, réalisation : AKIKO KAWAMURA
※掲載情報はFIGARO 2015年4月号 別冊「パリ最新アドレスブック。」より抜粋
この店舗について情報を編集部に送るmadameFIGARO.jpではサイトの最新情報をはじめ、雑誌「フィガロジャポン」最新号のご案内などの情報を毎月5日と20日にメールマガジンでお届けいたします。