ロマンティックが集合した本日、ランチまで素敵なサーブで大満足。【編集部の2025年秋冬コレクション日記パリ編】

Fashion 2025.04.09

ファッションウィークをフィガロジャポンエディターが綴る短期連載。

編集長 森田聖美のパリコレダイヤリーも3日目に突入。ショーに展示会と大忙しの日々をお届けします。

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シェミナ・カマリになってからクロエのショーには「女の子の夢」みたいなムードがあふれていて、見ているだけでハピネスを感じる。ただ、2025-26年秋冬シーズンはもちろん秋冬だからということもあるだろうけれど、ぐっとこなれて大人っぽくなったように思う。貴族のラウンジウエアのような風情で、ゆったりした総レースのドレス、相変わらずのたっぷりしたフリル、キルティングのコート、ビュスチエのようなランジェリートップ、高貴な印象度をアップするファー使いなどなど。

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翌日の展示会でもしっかり確認したが、このフラットシューズは大好き。脚も足首も細くないと似合わない......ええ、わかっています、が、履きたいです! 春夏シーズンでも同じデザインでクリア素材だったが秋冬はレザーで登場。チャームが連なるバッグや、ゴールドの大ぶりなアクセサリーも健在です。

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【編集長 森田聖美が選ぶクロエのベストルック】#10

貴族風と70年代風がミックスした、現代のおしゃれボヘミアンなムードのこちらです。キルティング手法がいい塩梅にバナル。

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3月6日の昼間はショーより展示会に走り回る。ディオール・デイで、ジュエリー展示会へ。ディオールのプレゼンテーションには「花」と「夢」がある。ジュエリーのアイテムもディオレッタやローズ・デ・ヴァンなどのシリーズは、特にムッシュ クリスチャン・ディオールの花々への愛やラッキーモチーフへのオマージュが込められていて、眺めるだけで気分が高揚。そして、今回ジュエリー展示会では素敵なランチのもてなしも。ディオール・メゾンのうつわで供されるおいしいメニュー。カナージュ柄のお皿にはサンジャック(ホタテ)のグリルが。いつも移動車内でランチしている身にとって恵みの美味しさでした。木製テーブルにもご注目。トワル・ド・ジュイを焼きで描いているのです、すごい。

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ディオールのファッション&メゾンの展示会もほど近いところで行われていて、4日のショーで見たピースを間近で体感するとフリルの大胆さ、カッティングの美が事細かに見られて勉強になりました。そしてこのショールームの綺麗なこと! 窓から入る陽射しさえもアールドゥヴィーヴルです。高木由利子さんの写真が飾られたコーナーの花の生け方も美的。

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セザンヌのショールームにもおじゃましました。夏用のバッグは絶対にほしい! 案外、浴衣にも合いそう。そしてこちらもアールドゥヴィーヴルを大切にするブランドらしく、ランチをサーブしながら、うつわや食卓のプレゼンテーションも愛らしい。そして、おいしい。

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邸宅をまるごと使って行われるロジェ ヴィヴィエの展示会もいつも趣向が凝らされている。クラフトマンシップを見せるコーナーも必ずあってアトリエを再現したようなセノグラフィに惹かれる。タイガー柄のファーをまとったおしゃれピープルがこの場にすごくなじんでいました。バラのモチーフの新作にも注目を。

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今回ショーのチケットは枚数が少なすぎて行けなかったのだが、シルエットの美学に感動したのは展示会で見たトム フォード。パンツのタックの取り方や丸みのあるレザーシャツ、その色だしの美しさなど、デザインを手がけるハイダー・アッカーマンの技量に感嘆。

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夕方近くに撮影した今日のエッフェル塔。シルエットと空の光だけできまる、パリの象徴です。

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リック・オウエンスはレザーの需要が多い今シーズン、そうとう撮影でお世話になる気がします。カッコいいし。

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そして、毎回夜にパレロワイヤルで開催されるイザベル マランのショーでは、よしミチさんにも再会。いつもファンのために、ファンが求める服をデザインし続ける、つまり、マイスタイルを貫くこのブランドには、安心感を覚えるのでした。

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イザベル マランのランウェイにはATEEZのソンファ(SEONGHWA)が登場。


フィガロジャポンインスタグラムでは、フィガロジャポンエディターがロンドン、ミラノ、パリのファッションコレクションの様子を日記でリポート。合わせてチェックして!

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