フィガロジャポン編集部の、ワイン本気飲み! 【読者プレゼント】日本ワインの宝石、マスカット・ベーリーAを比べてみたら......!
Gourmet 2024.03.22
差し出されたワインが「マスカット・ベーリーA」と言われたら、あなたはどんなイメージを描く? 香りはイチゴキャンディ、味は親しみやすく、ランクで言えばカジュアル......それ、実はひと昔前のイメージです。
マスカット・ベーリーAは日本固有のユニークでポテンシャルのあるブドウとして、この10年で品質も向上。製法も工夫され、進化の道をまっしぐら。自然に近い栽培や、ブドウの遅摘みで味を深めたり、ジョージア伝統の壺で寝かせたり、ウイスキーに使われる樽を使うメーカーまで!
出来上がったワインの味わいの幅広さは想像以上。ロゼから深い赤まで色もきれい。この機会にマスカット・ベーリーAをアップデートしたい。
浅妻千映子 J.S.A.認定ワインエキスパート。フードライターとして雑誌やウェブメディアで取材、執筆する傍ら、ワインスクールのアカデミー・デュ・ヴァンでワイン&クッキングクラスの講師をしていた経験も。好きなワインのタイプは海、汗、火花、キノコ、鉄棒、鉛筆など感じる、ミネラル系。
まりモグ フィガロジャポン編集部、本誌グルメ担当。2021年、J.S.A.認定ワインエキスパートを取得。好きなワインのタイプはブルゴーニュをはじめとした冷涼地系。
編集YK フィガロジャポン編集部、WEBグルメ担当。2023年10月にJ.S.A.認定ワインエキスパートに合格。好きなワインのタイプはイタリアをはじめとした日当たり良好系。
編集YK では今回は「マスカット・ベーリーA編」ということでよろしくお願いいたします。このブドウはドイツ系のマスカットハンブルグが父で、アメリカ系ベーリー種が母の日本固有品種です。
まりモグ 山梨、長野がメインだけど、寒さに意外と強いから北でも育つ。北海道以外はどこでも育つという。「山形県の朝日町が、いちばん収穫時期が遅く評価が急上昇中」とソムリエ教本にあります。
編集YK それではまずは山形県のタケダワイナリーからですね。朝日町ではないんですけど、ベーリーAの名産地として知られる上山市。価格帯がもっと上の商品もたくさんありますが、今回はスタンダードな「タケダワイナリー」シリーズから1980円の「タケダワイナリー ルージュ」です。
浅妻 あ、そっちで注いでも香りがここまでくる!
編集YK フラネオール、"イチゴキャンディ"の香りと言われるやつですね。
浅妻 教科書通りのイチゴキャンディ香。"ザ・マスカット・ベーリーA"です。ソムリエ・エキスパート試験の二次試験、テイスティングの前にはぜひ飲みましょう。
まりモグ うん、この値段だったら全然OK! おいしい。私は好きだけど、マスカット・ベーリーAが苦手な人は、香りでもうアウトかな。
編集YK イチゴ系がNGな人はダメかもですね。 うちの妻がベリー、マンゴーが苦手な人間なので、多分飲んでくれそうにありません。
浅妻 ベリーソース系の肉料理と合わせたら同じ香り。楽しくビストロで飲めそう。
まりモグ ごくごく飲める。
編集YK やっぱりタンニンはそんなに主張せず。
浅妻 ちょっとマスキングされる感じですが、ないわけではない。最初の一杯なので敏感に感じているだけとは思います。
編集YK すいません。僕、実は南カリフォルニアのワイン「パソロブレス」の濃厚なのを試飲してから来ているので、ちょっと、いや大分タンニンには鈍感になっているかも......。あと、あんまりアルコール度数も高くなさそうな。
まりモグ えーっと、10.5%です。
浅妻 べたっと甘いわけじゃないんだけど、軽くてふわっと、綿菓子的な。親しみやすいです。
編集YK 日本人にはどこか懐かしい味というか。赤ワインだけど、前菜から行けそう。
まりモグ ビストロで、ハツとか砂肝がのったサラダあるじゃないですか。あとサラダに焼いたシェーブルがのっているのとか。その辺りが無性に食べたい。
編集YK この先、5本楽しみですよ。ベーリーAだけをこんなに買うことないですからね、しかも高額のものもある。
浅妻 そうだよね、新しい味の発見に期待しつつ、次!
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編集YK 大和葡萄酒の「クヴェヴリ・ベリーA」です。クヴェヴリ(伝統的なジョージアの壺)で寝かせるって、なかなかないなと思って、ちょっと選んでみました。おっ。抜いたコルクに紫色が染みていますよ。
まりモグ これはちょっと楽しみ。
浅妻 なぜベーリーAをクヴェヴリに入れたのか? 知りたいところ。
編集YK 歴史のあるメーカーなんですけど、サイトを覗くと挑戦的なことをよくやっている。......お! すごい、ナチュラルな香りと色!
浅妻 すごい! 野生酵母、無添加。それにしてもこの味は何? ベーリーAはどこに? そしてこれは何色と言うんでしょうか。清澄度ゼロ。
編集YK 葡萄茶(えびちゃ)色?
まりモグ 瓶から中がまったく見えない状態からこの色が出てきて......驚き。
浅妻 これ、ブラインドで出てきたらベーリーAって絶対に思わない気がする。
まりモグ あ、もう酸っぱいですね。キュンキュンくる。匂いだけもうすごい酸っぱい。 不思議すぎます。もうベーリーAと思わないで飲んだほうがいいと思う。すごくおいしいし好きだけど、ベーリーAの特徴は完全に無視されてます。
編集YK 自然派好きはこれイチオシじゃないですか。
浅妻 イタリアのナチュールでこの味ある。
まりモグ あるある。ラディコン(イタリアの有名高級ナチュールワイン)とか。
浅妻 この間出張で上田の「フィーカ」というナチュールワインに特化したビストロに行ったんですが、そこで出てきた結構いいイタリアワインにそっくり。もちろんそれはベーリーAではなかったんだけど。
まりモグ えーっと「野生酵母とともに6カ月漬け込んだ」と。無添加。無濾過、無殺菌。これ、ビオ好きには最高じゃない?
浅妻 そして安すぎません?
まりモグ みんなにベーリーAって言わないほうがいいかもしれない。1万円ぐらいで売れちゃうかも。
編集YK ファーストインプレッションは、ほんのりイチゴの香りありましたよ。
浅妻 これ、ちょっとまた後で飲もう。
まりモグ そうですね、開いてきたところも見たいかも。 ナチュラル系好きな人はおつまみなしで、これだけガブガブ飲んじゃいそうですね。
浅妻 うん、アルコールゼロって感じします。実際は......。
編集YK 10%。ちょっとフルーツ酢を飲んでる感じです。無添加、野生酵母で考えると、前回の泡の時のフランチャコルタとちょっと似たニュアンスがあります。これ前回同様、2本目に出てきちゃいけないやつだったかもしれないですね(笑)
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編集YK 次はベーリーAから作ったロゼ。スペイン語で手紙という意味の「カルタ」。 醸造所は岩手の大船渡ですが、山形のベーリーAを使っているらしい。
まりモグ 色は好みのサーモンピンク。
浅妻 ベリー感というよりも、食用ブドウ感があります。ホームページではペアリングに焼き鳥や濃いめの和食を推していました。ちょっとだけタンニンは感じるかな。
編集YK ショートケーキとかと合わせたい。 とちおとめとか甘酸っぱい香りですね。
まりモグ うん。可愛い味が最後にちょっとする。これ、冷やしたいかも。
浅妻 なんだろう、食用の、あのすごく香りのいいブドウ......昔、傷みやすいから東京まで運ばれてこなくて、長野から親戚が運んできてくれると、枕元に一晩置いて寝たぶどう。ナイアガラだ!
まりモグ 日本ワインらしいなって思う。よく言えば、淡い。焼き鳥というより繊細な和食に寄り添う。外国人からしてみたら「これがワイン?」って言うのかも......。
浅妻 甲州の代わり、甲州よりは華やかにしたいなって時。お祝いだからとシャンパーニュでロゼを選ぶみたいな。甲州を頭に浮かべながら飲むと、味噌、麹系の香りがうっすらするような。ブラインドで飲んだら、多くの人は白ワインって言うと思います。多分私は甲州って言う。
編集YK 酢豚とか、酸味系の中華にも合わせたいですね、ロゼのイメージで。花見に持って行ったら、話題にもなりそうな。色も可愛いし。
まりモグ ごくごくいけると思う。もうあっという間になくなりそう。家なら豚しゃぶにゴマだれとか。
浅妻 ゴマ、合いそうです。
編集YK なんか、全然タンニン感はないですね。
まりモグ 白ワインと同じ感覚で流れていく。じゃあ、冷やしておきますね。後でもう一度飲もう。
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まりモグ 次はくらむぼんワイン。私、このワイナリー行ったことがあります。この甘い香り。山梨っぽいなって思いながら飲んだ記憶があります。コルクにワイナリーの絵が描いてあるんですよ。可愛い。
編集YK 今回読者プレゼントにもなる一本です。
浅妻 ブルゴーニュを参考に造ったそうですね。ステンレスタンクで発酵。旨味のありそうな色。同じベリーでも、イチゴというよりブルーベリー。
編集YK カシスまで行かないけど、よりカシス寄りというか。
浅妻 で、ちょっとスパイシーな香りも。
まりモグ え、これいままででいちばんタンニンありません?
編集YK 緻密なタンニン、ちょっと厚みのある味。香りから想像した軽めの味わいではないですね。意外と余韻も長い。
浅妻 うん、割としっかり。レストランで料理とうまく合わせれば高級ワインの仲間入りという気がします。ペアリングに一杯入れて、ソムリエの腕次第で「すごくおいしい」って言わせられそうです。
まりモグ これが2700円か。プレゼン次第でもっといい値段がとれそうに思えます。可愛い香りから想像できないしっかりした味。
編集YK (ボトルをひっくり返して)2022年でしたか。もうちょっと年を経ている落ち着いた印象。ちなみに12%だから、いままでよりもアルコール度高いですね。
浅妻 時間軸として、ちょっと夜が更けてきた感じがしますね。
編集YK 料理、前菜からもうちょっと進んだ感じですよね。
まりモグ ブルゴーニュを参考にしたのに、なんでボルドー型ボトルなんだろう? 味はどちらかというとボルドー寄りですよね。
浅妻 それ! 私も思いました。
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浅妻 次は「塩尻マスカット・ベーリーAミズナラ樽熟成 2018」ですね。2018年。ベーリーAにして4000円台ですぞ、4000円台!
編集YK ミズナラ樽とはさすがサントリー。「サントリーミズナラ」といえばジャパニーズウイスキーでも最高峰ですからね。こちらも読者プレゼントがあります。
まりモグ あ、色はブルゴーニュっぽい。オレンジがかった綺麗な。
浅妻 このほろ苦いような少し焦げた感じの香りは、樽由来ですかな。スパイシーでもあり。
まりモグ 結構ベリーでスパイシー。香りは陽性ですが、飲むと陰性でブルゴーニュのニュアンス。八角を使った中華は合いそうです。ルーロー飯なんかにも!
編集YK 苦味系というか、甘草みたいな? 炭火の焼き鳥、めちゃ合うんじゃないかな。
浅妻 お寺の中の日の当たらないところに入ったみたいな、湿気を感じる。
編集YK スーボア(森の下草)的なニュアンスというか。あ、これはうまいっすね。
まりモグ うん。でもマスカット・ベーリーAでこれやんなくていいんじゃないという違和感は?
浅妻 それはあります。それとも、ベーリーAのブドウ自体が想像を超えてきているのか? かなり熟した感があります。
編集YK 多分、このしっかりしたタンニンは樽から出ている気がする。ベーリーAってタンニンがそこまで出てこないはずだから、この舌に感じるのはきっとミズナラ樽からですかね。それが個人的にはおいしい。ウイスキーっぽさなのかもしれないですけど。余韻も長い。
まりモグ 白檀を思わせるオリエンタルの香り。
浅妻 こう、グラスで氷1個入れたくなるような味。実際に薄くしたいわけじゃないんですが、そんな気分の香り。ウイスキーに引っ張られすぎか。
まりモグ なぜマスカット・ベーリーAでこれをやったのかは聞いてみたい。
浅妻 ジャミーな香りもしてきました。ベリーと樽が溶け込んだ香りが後半にきます。いやいやベーリーA、侮れん。
編集YK サントリーは先陣を切ってマスカット・ベーリーAを国際品種にしようと取り組んでいたので、国際品種として通用する産物としてこれが生まれたのかもしれません。レイトハーベストにして5年間寝かせ、樽を入れるとこういう化け方もするんだよっていう、ある種のプレゼンテーションかもしれない。
まりモグ これと対極にありそうなのが2番目に飲んだクヴェヴリ。偶然の産物かもしれないけど、おいしかった。
浅妻 土甕とミズナラ樽。ナチュラルと設計図を描いたもの。ものすごい違いで、もはや同じブドウとは誰も思わない結果になってますね。
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編集YK さて、最後は同じく4000円台、 ドメーヌ・ヒデの「アートラベル」。
浅妻 「自然酵母、2019年の新月の日に摘んだブドウ。30カ月フレンチオークで熟成。ブルゴーニュの上質ワインを思わせるエレガントさ」とあります。
まりモグ え、めちゃめちゃおいしそうな香り。色もいい。
浅妻 ビオの香り。これは私の中ではイタリアよりフランスっぽいビオだ。
まりモグ 私がよく行くナチュールワインショップ、トロワザムールのワインによくある香り。ラングドックのイメージかな。結構野生的。
編集YK 酵母の香りなんですかね、この独特の匂いは。ボトルの裏には「夏祭りの夕暮れに賑やかな屋台と手をつないだ浴衣の記憶。夕日に照らされ晩夏に色付く白のわたあめは今日茜色」と、西麻布の日本ワイン充実ショップ「遅桜」の大山さんのコメントが。『神の雫』っぽいですね。
まりモグ もはやブドウは何者でもなく、ナチュールという括り。
浅妻 第1世代の自然派的香り。こういうの飲んで自然派にはまった人に懐かしい。私もです。
まりモグ そうだ。私もそうでした。おもしろいと思って。
編集YK あー、でもやっぱりベーリーAの甘さが残ってますね。ユニーク。これ2019年だから、さっきのミズナラ樽より1年若いです。
浅妻 これはいいグラスに注いで、深夜のワインバーで出せそう。
まりモグ やっぱりナチュラルでいいなって感じます。こう、身体にじわっと染み込む。じわじわ、じわじわ。これすごい!
編集YK 牛の時雨煮と一緒に食べたいかも。ビーフジャーキーって言おうと思ったけど、そんなにスパイシーなものは欲さないなと。
浅妻 私はちゃんとフォークとナイフで食べる王道フレンチで合わせたい。メインは鹿肉一択です。
まりモグ 鹿、ヒレの部分でお願いします。
浅妻 そう、赤身。油脂の甘みより赤身。
編集YK 昔、「日本酒の美酒」をやった時に、まりモグさんと、ベーリーAが芋煮に合うよねって話をしたのを思い出しました。牛肉を使った芋煮にも合わせてみたいです。
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編集YK では、おかわりタイムです。まずは「クヴェヴリ」。変わらずフレッシュ。
まりモグ え、ちょっと! 私の好きなアルザスのピノの匂い出てきてません?
浅妻 ほんと! 北感がすごいです。ボトル、細長くしたほうがいいかも(笑)。
編集YK グルタミン酸が出てきました。カツオ節感。
浅妻 これ絶対買いたい!
編集YKそれにしてもほんとにベーリーA感がないな。どこにいます?
まりモグ 信じられない。ぜひ取材したい! 合わせるのはなんでしょう。日本のワインだけど、和食の気分にはなれないな。
浅妻 私、やっぱイタリアンだな。さっき話した、この間飲んだイタリアのナチュールにあまりに似ていて、引っ張られています。
編集YKトマトの酸味ちょっと利かせてパスタにするか。細麺でサラッと。
浅妻 白いミートソース。
まりモグ 鶏とか使って。あ、そこにちょっとユズ胡椒とか入れてもいい。
浅妻 うちでね、ポテトサラダ作る時、私はいつもユズ胡椒を入れて作るんだけど、あれにばっちり合いそう。
編集YK この味で2400円はすごいですね。
編集YK 次はタケダワイナリー。
浅妻 変わらずいちごジャムです。ベーリーAのイメージそのもの。
まりモグ もうこれ、2次試験に出たら即答えられる。というか、これ外したら落ちる。ベーリーAのお手本。
編集YK 僕去年、このワイナリーに行って畑も見たんですけど、とにかく丁寧に作っている。誠実。収穫期にはシルバー人材センターの人たちを呼ぶとか、地域貢献がすごいです。ここが造っているものは間違いないですね。
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浅妻 次はカルタ、冷えて戻ってきました。「海の街の感じを味わってほしい」とラベルにあります。
まりモグ 大船渡だから。
編集YK 言われると現金なもので、塩味を感じます。ベーリーA自体はそうでもないはずなのに。
まりモグ 貝とか合いそうですね。やっぱ冷やしたほうがいいわ。
浅妻 甘っぽい感じが消えて、冷えたら一気に海の塩のミネラル感が出てきました。
編集YK 柑橘の風味もあります。レモン絞ったシーフードの前菜とか。最近ふるさと納税でうちに来たフレッシュホタテと合わせたいです。
浅妻 イタリアン、スパニッシュ、そんなジャンルの料理と。違う方向では軽いソース焼きそば。青海苔かけても良さそう。
まりモグ ピンチョス、オリーブ。若くて溌剌としたワインなので、チャコリ的に飲みたいな。それにしてもベリー感がないですね。
編集YK 焼きそばなら塩味もいいですね。海鮮風みたいに、イカとか入れて。
まりモグ パスタもいける。ぺスカトーレじゃなくて、ボンゴレビアンコ。
浅妻 トマトまで行かない感じですかね。あと、魚介フリット。あれ大好きで、メニューにあると絶対頼んじゃう。
まりモグ あー、いいですね、レモン絞る感覚でワインを飲む。
浅妻 次はくらむぼん。複雑さがありますね。ブルゴーニュを参考に、とあるからなのかわからないけど、日本というより若干フランスのニュアンスあり。
編集YK 膨らみがあるというか、何が入っているかなっていろいろ考えさせられる味わい。
まりモグ ベーリーAらしさもありつつ、プティ・ヴェルドを混ぜたかのような印象も。料理の中盤からメインにまで行けるっていう感じ。アルコールもしっかり12%なんですもんね。フレンチがいいけど、肉じゃがでもいける気がする。
浅妻 甘辛い濃い目の和食。すき焼きとかね。
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編集YK では塩尻行ってみますか。
まりモグ YKくんはこれお気に入りだから(笑)
編集YK ウイスキーっぽさなのかな? 好きですね。ちょっと癖があって。こだわって造った跡が見えるから、それを愛しちゃうのかもしれない。男のロマン的な? 大学の文学部の卒論で開高健を取り上げた、サントリーファンでもあります(笑)
浅妻 なんだろう、やっぱり湿っぽい。
編集YK 浅妻さんがお寺って言うのわかる。白檀、サンダルウッドの香り。
浅妻 ブルゴーニュの少々獣っぽいジュヴレ・シャンベルタンが浮かびました。濡れた落ち葉が重なっちゃったような。4000円台、安くはないけど、ブルゴーニュ好きにも飲んでみてほしいです。
まりモグ 最後にドメーヌ・ヒデ。たっぷりした感じが少し南の感じというか、ラングドック・ルーションを思わせます。
浅妻 しかし、ベーリーAでもこんな高級感が出せるのかっていう。
編集YK すごいですよね。ベーリーA、見直しました。
まりモグ、浅妻 うんうん。
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「くらむぼん マスカット・ベーリーA」と、塩尻ワイナリーを代表する「塩尻マスカット・ベーリーA 2020」(本記事内で紹介している塩尻マスカット・ベーリーAミズナラ樽熟成 2018とは異なります)をそれぞれ各1名様にプレゼント!
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text: Chieko Asazuma