【ベストワイン】コスパ最高、1,000円台の掘り出し物。
Gourmet 2024.12.26
タケダワイナリー
ブラン 白
山形県産のデラウェアのすっきりとした酸にマスカット・ベーリーAの華やかさを合わせ、バランスのいい白に完成させている。ヴィンテージによって比率が変わり飲み比べも楽しいワイン。「酸がきれいでとてもナチュラル。レタスと豚肉の白出汁レモン鍋に合わせている」
選者|安齋喜美子(ワイン&フードジャーナリスト)
バルディネット
モンサラ カバ ブルット オーガニック
カバ定番の3品種を使用。辛口ながら柔らかな口当たりと、瓶内二次発酵のキメ細かい泡。日本でのコンクールで受賞歴多し。「普段ガブガブ飲む泡は基本的に1,000円台のカバと決めていろいろ試したところ、オーガニックで安定の味を発見。ビジュアルも良き」
選者|編集SK
クリテルニア
オスコ ビアンコ
モリーゼ州のトレッビアーノを使った白は、洋ナシや黄色いリンゴのフレッシュな香り。みずみずしさの中にミネラルがあふれ、柔らかな酸味。冷やしてアウトドアで飲みたくなる。「私にとってイタリアワインの師匠だった、故・内藤和雄ソムリエが普段飲みに楽しんでいたという一本」
選者|柳 忠之(ワインジャーナリスト)
丹波ワイン
てぐみ プチ ロゼ
澱たっぷりの微発泡ワイン。マスカット・ベーリーAなど国産ブドウを使用。「ひと口飲んだ時、20年前に最初に飲んだオーガニックで気に入っていたワインを思い出した。酵母の香りがしてびっくりするくらいナチュラルな味。通常サイズもあるが、500ml瓶がお気に入り」
選者|浅妻千映子(フードジャーナリスト)
フェウド・アランチョ
グリッロ
グリッロというシチリアの土着品種を使った白。白桃のような甘やかさと紅茶やジャスミンの気品ある香りも。飲むと丸みのある印象。この10年で数々のコンクール受賞歴がある。「この価格でこんなにレベルが高いの?と驚き。シチリアの品種がわかるようになるのも楽しい」
選者|安齋喜美子(ワイン&フードジャーナリスト)
カーサ・ヴィニコラ・サルトーリ
ヴィッラ・ムーラ
ピノ・グリージョ ブラッシュ
コスパの高いヴェネトの優良生産者として知られる。ピノ・グリージョから造られるワインはうっすらとした淡いピンク。華やかな香りとフルーティな味わいで後味はスッキリ。「白のように飲めるロゼは、どんな料理にも合うので一年を通してハウスワインとしても大活躍」
選者|編集SK
機山洋酒工業
キザンワイン白
家族だけで経営する小さなワイナリー(P67)が"自分たちのアイデンティティそのもの"と言うのがこの甲州を使ったワイン。「桃の香りが豊かな甲州で、かなりのレベルの高さ。ソムリエやワインジャーナリストがおうちワインにしている確率も高い」
選者|安齋喜美子(ワイン&フードジャーナリスト)
コノスル
ブラン・ド・ブラン ブリュット
日本でもおなじみのチリブランド。冷涼なカサブランカ・ヴァレーで栽培されるシャルドネ100%の泡は、フレッシュで複雑。「瓶内二次発酵、26カ月熟成でこの価格! しかもブラインドテイスティングしたところ、高価格スパークリングを差し置いて美味。当然箱買い」
選者|柳 忠之(ワインジャーナリスト)
ダヌビアーナ
イズ ディス イット グリューナー
ヴェルトリーナー 2023
ワインの歴史が長いハンガリーにあって、1990年創業と比較的新しいワイナリー。2017年にオーナーが変わって設備投資し、劇的に味が進化したと注目を集めている。「このブドウ品種は白コショウ、柑橘のニュアンスが和食にもよく合う。冷蔵庫に常備したい一本」
選者|フィガロワインクラブ副部長YK
●アンケート回答者(五十音順・敬称略)
浅妻千映子(フードジャーナリスト) 安齋喜美子(ワイン&フードジャーナリスト) 武石知桂(ボトルショップ アンケヴィーノ! オーナー) 谷 宏美(ワインライター) ちづかみゆき(料理家) 平野由希子(料理家) 宮嶋 勲(ジャーナリスト) 柳 忠之(ワインジャーナリスト) 山本麻衣花(マンダリン オリエンタル 東京 ソムリエ) フィガロワインクラブ部長MA、副部長YK、編集SK
機山洋酒工業
0553-33-3024
https://kizan.co.jp/
信濃屋食品
https://shinanoya.co.jp/
スマイル
https://winesearch-smilecorp.jp/
タケダワイナリー
023-672-0040
http://www.takeda-wine.co.jp/
丹波ワイン
0771-82-2002
https://www.tambawine.co.jp/
モトックス
0120-344101(フリーダイヤル)
https://www.mottox.co.jp/
※ワインボトルは、写真のヴィンテージと紹介する銘柄が異なる場合があります。
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*「フィガロジャポン」2025年2月号より抜粋
※ワインボトルは、写真のヴィンテージと紹介する銘柄が異なる場合があります。
text: Chieko Asazuma