日中、日焼け止めの「塗り直し方」がわかりません!【さや姉の美容お悩み相談室vol.12】
Beauty 2025.04.24
美容担当歴25年以上になるフィガロ編集部エディター、加藤さやかこと、さや姉が基本辛口にてお答えする美と健康のお悩み相談室。第12回目のお悩みは?
さや姉の美容遍歴>>Episode.0 Episode.1
日中、日焼け止めの「塗り直し方」がわかりません!
今日のお悩み
「日焼け止めは2時間おきくらいに塗り直したほうがいい」とよく聞きますが、塗り直し方がわかりません。ファンデーションの前にジェルタイプを塗っていますが、それを日中塗り重ねるとメイクがドロドロになりそうだし、UVミストを試したけれどじっとりして苦手です。 何かいい方法はありますか?(30代 会社員)
さや姉からのアンサー
いきなりですが、日焼け止めの数値の意味はご存じですか? SPF50+なら16時間以上、SPF30でも約10時間、紫外線B波から(理論上は)守られる。PAは+が多いほど紫外線A波から守る力が強い。SPF30以上を使っているなら、屋内が中心の仕事であれば、神経質に塗り直さなくてもいいんじゃないか、と思うんですよね。
ビーチにいるならともかく、都会でも2-3時間おきに塗り直せと一般的に言われるのは、通勤や屋外に出た時に汗をかいてそれを「擦る」「拭く」という動作で取れてしまうから。頬杖ついたり鼻かんだりも取れる一因。さらに食べたり話したり笑ったりと、顔の表情が動くたびに塗布膜がヨレてムラになるから。でも、そう簡単に塗り直せないですよねえええ。
そこでお役立ちなのは一択、UVパウダーでしょう。ファンデーションの上からルースパウダーのようにも使えて、メイク直しにもなって一石二鳥。もし汗や皮脂でテカっていたら、ティッシュで一度おさえてからポンポンすれば、暑苦しい印象も払拭できます。
しかし、なんでそんなに日焼け止めを塗るのに必死なのでしょう? 老化がこわい? シミができるから? 紫外線はビタミンDを生成するのに必要なものだし、完全に防ぐことは不可能なのだから、夏場はビタミンCを多めに飲む、シートマスクで保湿する、シミが気になるなら美白美容液を使うなど、ただ守るだけでなく内外ケアも大切です。紫外線を浴びたとしても、その影響を排出できる肌力を蓄えたいですね。
Beauty Tips
毎夏大活躍、美白も叶えるUVポンポンパウダー。
ミネラルパウダーの周りに、有効成分のビタミンC誘導体とグリチルレチン酸ステアリル、植物由来の美容成分をコーティング。くすみや毛穴をふわりとカバーする。ナチュラルホワイトニング ミネラルパウダーサンスクリーン(ポンポンタイプ)〈医薬部外品〉 SPF50+・PA++++ クリアベージュ ¥6,930(限定発売)/エムアイエムシー
毎年バージョンアップする、守るだけでなく美白も保湿もしてくれる仕事人なパウダーは、パフと一体化しているので、そのままポンポンと肌にのせれば日焼け止めの塗り直しもメイク直しも完了! 汗ばむ首やデコルテにも広げて。容器の上部に鏡もついているから、持ち歩きに非常に便利なのです。
Profile
加藤さやか
Illustration: Chiharu Nakamura