AZの数秘術で、人と人との関係性を紐解く。
Culture 2021.07.22
悩みの9割は対人関係というほど、人と人との関わり方は難しい。友人、恋愛パートナー、家族、仕事、ママ友、SNS……、数字で人を知るカバラ起源の数秘術で、コミュニケーションを整えて。
西洋占星術と互いに影響し合って発展してきた長い歴史を持ち、古代ユダヤが発祥とされるカバラ。そのカバラの智慧を起源に、誕生日に刻まれた数字を読み解くことで、運命や使命、性格などを知るのが数秘術だ。そんな数秘術に魅せられたAZは、オリジナルの数秘術で自分らしく生きるヒントを発信している。
「数字の持つエネルギーを生かすメソッドで、考え方はシンプル。『1』から『9』までの数字に、それぞれ固有の意味がありエネルギーが宿っているというのがベースにあります。アメリカではヌメロロジーという名で知られ、非常にポピュラー。大原則として、どの数字がいい悪いということはなく、すべての数字にプラスとマイナスのエネルギーが備わり、そのエネルギーを生かすことで自分らしさを発揮できると考えています」
生年月日から自分の「運命数」を算出する。『1』から『9』までと、『11』『22』『33』のゾロ目の数字を加えた12個の数字から、生まれ持った性格や本質、潜在能力を診断。対人関係や仕事、恋愛などの人間関係にも活用できるという。
数字から、いまという時代を見つめてみると、西洋占星術でいう風の時代と同様、数秘術でもいまは大きな時代の転換期なのだそう。
「1900年代までは『1』の時代でしたが、2000 年から『2』の時代に突入。西暦の頭文字が示す『1』と『2』は、まったく性質が異なる数字。『1』は男性性を象徴し、競争や戦い、支配、自立などのエネルギーを表します。“いちばんになることがよし“という時代で、文明も技術も大きな進化を遂げました。対する『2』は、女性性を表します。協力、共存、共感、調和などが大切にされ、コミュニケーションなど目に見えないものを大事にする数字なのです。いまはふたつのエネルギーが混在している移行期でいわばカオスな状態。でも、これからは『2』の時代へと向かいます」
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「1」の時代から「2」の時代に入り、自分らしい生き方を決めるフェーズが訪れているという。
「ここ数年を数字で見てみましょう。まず『2020』。『0』には隣の数のエネルギーを倍増させる性質があります。つまり『2』がとても強い。近い人とはもっと密接に、そうでない人とは離れていく分断が起きた年です。『2021』は、足すと『5』で、別れ目の数字でもあります。どんな決断をしアクションをするかが重要。『2022』は、『2』のエネルギーがさらに強くなり分断が進んで、人間関係が一時的に狭まり濃厚になりそう。今年どんなふうに誰と関わって生きるかで、来年以降の運気や人生が変わってくる。コミュニケーションが非常に大切な時ですね」
時代のうねりの中で、20~30代後半の人は生き辛さを感じている人も多いのでは、とAZ。
「『1』の時代に生まれて『1』のエネルギーを纏いながら、『2』の時代に合わせて生きていかなくてはならない……その息苦しさを肌で感じている世代。もっと上の世代になると、気にせず『1』の価値観のまま生きていく人もいます」
たとえば、親から植え付けられた旧来の価値観を壊すべきかどうかで迷ったり、SNS で発信する生活を負担に感じたり。ふたつの価値観の間で揺れ動くことも多いのではないだろうか。
「自分の運命数から本来の性質を知ることで、個性を際立たせる方向性や本当の自分に出会うヒントをもらえるはず。コミュニケーションにおいても、相性数を知ることで、相手に無理を求めずスムーズになるでしょう。恋愛に限らず、家族や仕事関係も同様です。数字は本質的なパワーを持っています。使いこなすことで、人生を迷うことなく歩む手助けにできるといいですね」
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運命数は、生年月日の中にある数をすべてバラバラにし、1桁になるまで足し算した数字。
計算途中で、11 、22 、33 のゾロ目の2桁になった場合は、それを運命数として考えます。
(例)1987 年2月19日生まれの場合
1+9+8+7+2+1+9=37 → 3+7=10 → 1+0=1 → 運命数1
相性数は、自分の運命数と相手の運命数を足した数字になります。
相性数の場合は1 桁になるまで足し算した数字で見てください。
(例)自分の運命数が1、相手の運命数が3の場合
1 + 3 = 4 → 相性数4
(例)自分の運命数が9、相手の運命数が7の場合
9 + 7 = 16 → 1 + 6 = 7 → 相性数7
【運命数と相性数】
>>運命数&相性数1
>>運命数&相性数3
>>運命数&相性数4
>>運命数&相性数5
>>運命数&相性数6
>>運命数&相性数7
>>運命数&相性数8
>>運命数&相性数9
>>運命数11
>>運命数22
>>運命数33
text: Naho Sasaki, illustration: Ayame Ono