星ひとみが告げる! これから来る、闘いの時代の「個」の磨き方。
Culture 2022.08.26
星ひとみの天星術では、2022年は闘いの時代の土台となる年。変化の多い時代だからこそ、私たちが「個」を磨いて生き抜くためにやるべきこととは? 12の天星ごとに、下半期の運勢と運気アップをアドバイス!
さまざまなメディアで引っ張りだこの星ひとみが、20年以上の歳月をかけて編み出してきた独自の天星術。生年月日から導き出されるナンバーから、月、地球、太陽の3つの天星グループと、さらに4つずつに派生した天星タイプに分類される。天星ごとに特徴や性格、「光」と「影」になぞらえたアップダウンを紐解き、運気を向上させるためのパーソナルなアドバイスもくれると評判だ。
星ひとみによると、2022年は「闘いの時代」の土台となる年。西洋では「風の時代」と呼ばれるが、世界情勢を見てもわかるように変化が目まぐるしい時だ。「今年はゴールデンウィーク前後を境に流れが切り替わり、コロナウイルスをはじめ、さまざまなことが落ち着いてくるでしょう。でも、闘いの時代の集大成である2023年に向け、世の中は動き続けています。破壊の星が入っているので政治の争いや戦争の流れはさらに強くなる。地震など、災害にも引き続き注意して。闘いの時代だからこそ、人間らしさが希望になります。人としての思いやりを忘れないでほしいですね」
2023年は、いよいよ戦国時代に突入。だから、今年は城を築きながら、闘いに向けて準備しているイメージだという。私たちひとりひとりにおいては、何よりも「個」を磨いて、自身の土台を作ることが重要になってくる。
「個の時代でもあるので、大きな企業や有名な会社に属することがよしとされる傾向がなくなっていきます。自分を確立して、独立や起業をもとに個を発信していく人たちが増えるでしょう。周りには驚かれそうですが、今冬から来春にかけては、特に切り替わる流れが強く入っています。すでに準備してきた人たちはここですんなりと切り替えることができますが、いまから準備を始める人たちも焦りは禁物。個性を武器に生きていくことが大事になりますが、目先の数字や利益を確保することに囚われたり、急に爆発的なヒットを狙ったりするのはNG。バズったり、話題になること、儲けや欲望に駆られるのではなく、自分が『本当に好き』だと思える趣味や特技を磨いていきましょう」
たとえば、畑仕事や花に関わること、無添加のものづくりなどが大切と考えるのであれば、一見地味なことに見えようとも、その趣味や特技と向き合ってみて。結果をすぐに求めず、コツコツと努力する姿勢を忘れないことが重要だ。
「偽物やさまざまな情報が増えてくる時なので、何を信じて、誰を信じるかが大切。嘘や噂に流されず、自分自身を見極めることが必要です。見極めることができれば、ゆくゆくは、本物の個性を武器に輝くことができます」
先取することができる人たちは、古いものに執着せず、頑固さを手放して、時代の波に乗ることが上手だという。特に、東京都知事の小池百合子に代表される天星が「大陸」や「真昼」タイプの人たちは、先取の星を持っているとか。
「頑固になるのではなく、自分を正直に受け入れて。新しい目標や誓いを立てたら、自由を貫きましょう。また、何事も自分だけの成果ではなく、周りの人たちのおかげであることを認識し、人との縁を大切に。人を笑顔にして幸せにするために、個を磨くこと。それが結果として、自分のためにもなるなら吉」
自分に自信がないならば、周りの手を借りて一緒に何か始めるのもよい。若い世代と一緒に、新しいことを起こす老舗企業ももっと増えていくだろう。人との縁や感謝を忘れず、周りの人たちを信じることで、より道が開けていくはずだ。
天星術では、一年の中でも「光」と「影」の時期があるという。「光」の時には普段の振る舞いや言動が表出し、「影」になると、不安定で自分でも掴みきれていない性質が見え隠れする。2022年は、「影」が強くなると、好き勝手に攻撃してしまう傾向に陥りがちに。自分本位で承認欲求が強くなり、他者の意見に乗っかって同調圧力の一員と化してしまうことも。
「同調する『個』は、空っぽの『個』。本当の自分を見失 ってしまっている状態。現実を生きている時は『光』ですが、ネット依存しすぎると『影』に入ってしまいます。暗い話やネガティブなニュース、悪口、噂話、文句が強くなって、ますます『影』に落ちてしまう。否定や批判で自分を守るのではなく、己を磨くことに専念しましょう」
また「影」に入ると、体調面でも自己管理できなくなってしまう人が増える。特に天星が「上弦の月」は、健康状態を過信して無理してしまいやすい。「真昼」や「大陸」はフル回転しすぎて攻撃性が高まり、「夕焼け」は動くのをやめてエンスト状態に。「深夜」は自分のことを大切にできず、投げやりになってしまうことも。「影」の時期も、自分の天星に応じたメンテナンスで整えていきたい。
2022年下半期も、上半期と同様に水の気が入ってくるので、水にこだわることが大事だそう。身体や家のリズムを整えて、水の流れを改善することをテーマにしよう。
「濃いお茶を飲んで気の詰まりを流し、塩を入れた湯船に浸かって浄化して。具沢山の味噌汁で身体の中から温めながら、エネルギーを高めるのもよいでしょう。常温の飲み物を取り、身体の冷えには特に気を付けて。家は、水回りを改善させましょう。金運は水の流れと密接で、台所のぬめりやカビ、詰まりを綺麗にしておくと、お金の流れもスムーズになるとされます。トイレの流れは子宮など女性の身体を整え、お風呂の詰まりを流すことは家庭運のアップに繋がります。また、生花や植物を置いて、よい気を取り入れましょう」
たとえ、いま辛いことや不幸だと感じることがあっても、悪いこと自体もひとつの縁なのだと、星ひとみは言う。悪い事柄は、自分を深め、高めるチャンスだと受け取ろう。どんな人でも道は必ず開けるし、何度でも立ち直れる。自分と向き合って、信じた道を迷わずに進んだ先に光が差し込むはずだ。
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○ 天星の見つけ方
1. 運命数を見つける
下の表から、自身の生まれ年と生まれ月が交わる欄を探して、自身の運命数を確認する。
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2. 天星数を出します
運命数に自身の生まれた日を足して、自身の天星数を出す。
合計数が61以上になった場合は、60を引く。
天星数を右の表と照らし合わせて、自身の天星を見つける。
例)1987年2月19日生まれの場合
運命数は17→17+19=36→新月
例)1983年4月10日生まれの場合
運命数は55→55+10=65→65-60=5→大陸
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●月グループ
満月 4、10、33、39、45
上弦の月 11、17、32、38
下弦の月 2、3、8、41、47
新月 14、20、23、26、29、36
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●地球グループ
空 6、43、49、54、55、60
山脈 9、15、16、34、40、46
大陸 1、5、50、53、56、59
海 51、52、57、58
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●太陽グループ
朝日 21、22、27、28
真昼 7、42、44、48
夕焼け 12、18、31、37
深夜 13、19、24、25、30、35
※オンラインサイト「星ひとみ 幸せの天星術」では、誕生日を入力すれば、無料で自分の天星を調べられます。
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月グループ
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地球グループ
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太陽グループ
巫女の血筋を持つ家系に生まれ、オリジナル運勢鑑定法である天星術の開祖として活躍。テレビをはじめメディアに幅広く出演し、多くのファンを持つ。近著に、『星ひとみの天星術 2022』(幻冬舎刊)など。
*「フィガロジャポン」2022年8月号より抜粋
illustration: Kyoko Tsuda text: mdame FIGARO japon